Lady Chatterley’s Lover(淑女チャタリーの愛人)

Lady Chatterley’s Lover

「チャタレイ夫人の恋人」
「淑女チャタリーの愛人」
私が下のように訳すまで「チャタレイ夫人の恋人」と訳されました。
Ladyには夫人という意味はありません。
Chatterleyはチャタレイとは読みません。
Loverは恋人でも愛人でもいい。
しかしチャタリーはLadyだと書いてあります。
簡単に男と寝たのではない事が分かります。
愛人を持たざるを得ない事、自らの抜き差しならない境遇があったのでしょう。

チャタレイ夫人の恋人と訳され、それを目にすると、伊藤整訳伊藤礼捕訳の帯に「今甦る…性愛文学」と書いてありますように、何だか読みたくない、ましてや訳す気になれない英文学になってしまいます。
私はセックスの描写を辞書を引いて訳したいとは思いません。

訳すには物凄い時間がかかります。
朝から寝るまで他の事、例えば買い物に行く事さえ不自由な気分で訳し、ピアノの練習さえままならず、窮屈な、けれどあっという間の一日を過ごします。

つづく