水は清く冷たく
空は情けを知らず 遙かに青い
流れは浅く早く上辺を繕う
捻じれて絡む水草
嗄(しわが)れた声、今は絶え
白い砂 自刃(じじん)の今日
絞る想いを刻む岩
久しく遠のいた人の姿
なおも波に砕け
償いにダンスをひとり
鳥は充ちて鞘を塞ぐ実を拾う
ヒトはヒトに倣い
身の終わりに安らぎを
私を束(つか)ねたがる夕べに
口を塞ぐ言葉を
貧しく綴る机の上
償いの詩をひとり
2011年に書いた詩が改ざんされ、「涸れた倦み」にたくさんあります。今手直ししましたから投稿します。改ざんしたのはもちろん歌手「純烈」です。この詩は純烈でしたが、最近「清冽」に変えてありました。絵も変えてありますが、そのままにします。

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