さよならが

私が子供の頃、癌はなかった。そうそう1969年私は20歳。看護学校で内科医は癌とは言わなかった。悪性腫瘍とは言った。原因はいろいろ言われているが分からないと書いてあったし、医者もそう言った。何れにせよ、私の周りに癌患者など一人もいなかった。入院患者にも癌患者などいなかった。

吉永小百合や大空真由美が「愛と死を見つめて」という河野実と大島みちこの大嘘話を映画の東宝や毎日新聞社のTBSが制作放映した頃から医者は大喜びで癌の大量生産を始めた。癌ですと言われたら、或いは言ったら医者は何でもできる、患者は何をされても文句が言えない。今では高額な医療機器を使っての治療が主流のため、破産するほどだ。摘出した後も治療を続け、検査を定期的に行う。その医療機器の使用こそ癌を製造する機器なのに、また高額な治療薬こそ癌を作る薬なのに、医者連合軍は私達には真実と現実を明かさない。

河野実と大島みちこのことは何年か前に調べた。河野実の人相の変わり様を見てびっくりした。大島みちこはもちろん死んで今はいない筈だが、実在の人物ではないことは直ぐに分かった。有吉佐和子の「華岡青洲の妻」東宝黒澤明、三船敏郎、加山雄三らの「あかひげ」などが癌という病気の宣伝をした。もちろん彼らは分かってやっている。癌関連の書物、映画は制作年月日を変えている。志村喬の「生きる」も東宝黒澤明である。つまり黒澤明は、マッカーサーなのだ。黒で、しかも真っ赤な嘘なのだ。21