さよならが

石原良純は、コーデル・ハルであり、耳が随分下にある石原さとみ、川端康成、Richard Heβ、これで分かる、彼はリチャード・バートン(Richard Burton、 1925年 ー1984年イギリス・ウェールズ出身)。エリザベス・テーラーの夫だったことがある。

彼の顔を見ていると、前にも随分見たがその時は違うことを考えた、何だかこの人、随分思いつめた顔をしているわとか。今はどこか懐かしい誰かを思い出す。帝国貿易、そうね、きっと貴方はアメリカ帝国の人身売買という貿易には関わっているわ。私が夜くらい寝かせてくれと言ったところで、貴方は夜も寝られない、世界は回っている、夜を追いかけ続けても朝を迎えたくなくても、太陽とその方向を向きたがる夏の日の昼のひまわり。貴方はひまわりみたいだと私に言ったけど、ひまわりは私のパスワードじゃなく、貴方のもの。

私はひまわりよりワラジムシに似てるのよ、気持ちが悪いでしょ、そこの石の下に隠れて、夜、地を這うだけ、この頃余りにも石が焼けて焦げ付きそうになると昼間も姿を現すの。「私はワラジムシよ」なんて言いながら平気で潰すのは私ぐらい。「貴女は残酷な人だ」なんて気取って私を呆れた顔でまたあの日のように見る。私は今度こそ貴方の一番大事なものを必ず奪って裏の窓を開けてそこがなんであったってそれを捨てるわ。28